2011年6月2日木曜日

地方議員年金廃止

6月1日、地方議員年金が廃止されました。何かと批判が多かった年金制度ではありましたが、地方議員年金を廃止する改正地方公務員等共済組合法が5月20日、参院本会議で可決、成立しました。地方議員が減って制度の維持が難しくなったため一時金などの支払いで対応する内容のためこのような結果になったことは我々若い議員にとっては良い結果であると考えます。今までは議員年金を受け取ることができる3期12年というのを目標にしているという人も中にはいるという噂は聞いたことがあります。そういった事もこれからは皆無になりますし、引退された方の年金支給の負担が多く、その分を若い議員たちが負担をするのは如何なものか?またこの先だって我々世代が年金を受け取れる保証もないと言われていたのでこの決定は有難いことです。ここで今までの掛け金のことを申しますと私の場合、月額約10万円を納めておりました。制度を知らない人は「議員の特権」と言われますがそれは違うと思います。毎月高額な金額を掛けていたからこそ困らないだけの見返りがあるものと考えます。しかし今の制度ではもたないと我々地方議員が判断し、またこれ以上の負担はできないと考え、国に要望した結果、実現をされたことには感謝です。ただ、将来年金が国民年金だけになってしまった不安はあります。ですから将来を見据えた財形を行っていくことがこれからの責務ですので責任は重大です。因みに改正法では現職議員に掛け金総額の80%を一時金として支払い、在職12年以上の現職は一時金か、年金を受け取ることができ、退職議員にも継続して年金を支払うことができます。つまりトータル掛け金の2割は払い損ということです。額が額なので大きいですが、8割戻って来るのだったら良しとするしかありません。そんな心境です。