2010年7月17日土曜日

長岡市へ



7月15日と16日で長岡市にある福祉施設を視察してまいりました。1か所目に高齢者総合ケアセンター「こぶし園」そして2か所目に障がい者就業・生活支援センター「こしじ」を訪問して参りました。品川区の木下健康福祉事業部長と厚生委員会の担当書記の方からご推薦をいただいた施設でしたので大変すばらしい話を聞くことができましたし、今後我々が委員会などで質問をしていく際、今回の経験を大いに役立てることができると思っております。
「こぶし園」では小山施設長が今後の高齢者施設の考え方について、住居とサービスの提供を別に考えていくべきいう話をしていただきました。住居については家賃をいただき、サービスについては介護保険を適用するという考えです。「こぶし園」ではすべての建物をリースしているため多額の初期投資がなく、そこで働くヘルパーさんの給料に繁栄させることができ、長岡市役所の大卒の初任給よりヘルパーさんの給与の方が高額だということです。何かとヘルパーさんの給料が低額と言われておりますが、ここではそのような問題がないということを施設長は胸を張って説明してました。
「こしじ」は涌井施設長による障がい者の自立支援について自主制作のビデオを通して説明をいただきました。そこで働く障がい者に仕事について尋ねると皆同じく楽しいと回答しておりました。ラケットで有名なヨネックスが新潟の会社ということで一部仕事の依頼を「こしじ」に依頼しており、細かく単純な作業でありますが一生懸命行う姿に心を打たれ、何か励まされる思いをいたしまた。
社会福祉の充実は最重要課題であることは行政、政治家含め理解しているはずですが、自分が感じるに充分に周知されていない気がいたします。なぜなら身近に福祉サービスを必要とする人がいないとそういう気になれないのが現状だからです。自分も政治という仕事に携わらなければ「どうでもいい」と思っていたかもしれません。ですから社会福祉の充実を次世代に周知することが重要であり、社会保障制度の更なる必要性を訴えていかなくてはならないと責任を感じております。