2010年7月30日金曜日
小中一貫教育
本日、「小中一貫教育全国サミット2010」が五反田の日野学園で開催され、「施設分離型小中一貫教育の課題を探る」というテーマのもと、シンポジウムが行われました。現在、全国約1800の自治体のうち500を超える自治体で小中一貫教育を行ってますが、その草分けが品川区ということで常に注目をされてまいりました。と言うのも品川区では施設型小中一貫校を6校配置する計画のもと既に3校、そしてこの9月には4校目が開校され、分離型、施設型の両面から教育現場の充実を目指し、将来像を見据え取り組んでおります。私の経験ですが小学校から中学校に移る際、少し戸惑いを感じた記憶があります。それは、成長する上で子どもから大人になるということの環境変化や英語など新しいカリキュラムに対する学業の戸惑い、初めての部活動と多くの変化に初めからスムーズに馴染むことができたかと言われればそうではありませんでした。小中一貫教育の考えは義務教育9年間を4・3・2で考える教育です。それにより生徒のカリキュラムがスムーズに移行され、義務教育課程を無事に修了するという調査、研究のもと多くの自治体が実施しております。また、小学校から中学校に変わる時の子どもが最も繊細だということを言われる専門家も多く、4・3・2の3の3年間(小学5・6年中学1年)に重点を置くカリキュラムを広島県呉市教育委員会は行っているという報告がありました。何はともあれ、子どもたちが健やかに楽しい教育現場で勉学に励めるような環境づくりを提供していくことが務めです。これからも注目をしていきたいと思います。