2011年2月8日火曜日
改革
先般行われた愛知県のトリプル選挙は現在を象徴される結果だったのかなという気がしました。国の動きが鈍く、「一体この先、この国はどうなってしまうのだろう?」という不安が政治不信に繋がっているんだろうと思います。だったら地方から声をあげ、地方から政治を変えていくという流れが今回の結果になり、今後行われます統一地方選挙にどのような影響を与え、既成政党の必要性を有権者には理解してもらえないという思いがしております。政治改革を行うということは大変困難です。本来改革を行うには行政と議会が共に向き合い、行われなければなりません。しかし最近の傾向は強力的に主張をされる首長が議会と対立し、その主張が民意にうける、それをマスコミが報道し、それが他の地域にも影響しているという構図が今の地方政治の流れではないかと考えます。確かに有権者の中には議会に対する不満を言う人もいます。任期の4年間「自分はどうか?」と言えば、品川区のために真剣に仕事をさせていただいております。その仕事に見合った議員待遇は徐々にですが、大変になっているのも事実です。毎月高額な賭け金の地方議員年金も廃止になります。年金の返還金ですが、率は未決定ですが、かなりの減額で返金されることが予想されます。4年に一度の選挙のため、様々な経費も掛かります。それ相当の支給がされなければ、議員を志すような方は今の選挙制度では今後現れないでしょう。確かに欧米などではボランティア的に地方議会で仕事をされているところはあります。しかしながら日本とは全く異なった選挙制度ですから成り立つわけで、もし日本で海外と同じような選挙制度が確立されればそれも可能と思います。それよりも我々が言いたいのは国会議員の待遇があまりにも良すぎる!そこから改革をすべきです。現政党がマニフェストに掲げた「議員削減」は一体どうなったんですかね?高額すぎる給料だっておかしいです。品川区だって毎年給与減額を行っています。そういった議員改革があって行財政改革が行われるのです。率先して国が取り組めば地方から改革の動きというものはないと思います。