2011年2月13日日曜日
エジプト
30年に及ぶムバラク政権が崩壊しました。民衆が勝ち取ったことでこれからの新たな民衆主義の国造りに期待がもたれると同時に不安も多々あるということで先ずは誰がリーダーシップを発揮し、国民を味方につけ、民主国家を創っていくかが鍵ではないかということだろうと思います。長期政権による国民の不満、現在の日本では考えられません。一年の間に何人もの総理大臣が交代し、予算関連法案が今の時点では通過できないという中、3月危機も言われ、総理交代などと言われております。これも自民党政権から如何なものかと言われてきたことです。政治を行っていく上でバランスの重要性を感じます。長期は良くありませんし、あまりにも交代劇が続くことも良くないことは常に言われていることです。やっぱり5年から10年というのが一つの節目であり、政治改革には必要な期間ではないかと考えます。当初ムバラク大統領は次男に世襲を考えていたみたいですが、それはもってのほかであり、一国を担うようなものがこういう考えではいつか民衆の不満が爆発するんだということの象徴が今回のでき事と考えます。新聞報道で知ったムバラクの総資産はなんと5.8兆円。信じられません。30年間で貯め込んだ資産を今後どうしていくのか?注目です。今回のチュニジアに続き、エジプトのようなことが他の国々に飛び火することが予想されますが、革命を恐れる国にとってネットや様々な情報が邪魔になり、国家単位で抑制するようなことが事実あるというのをどう考えるか?大変大きな問題であります。